免疫力をあげるための幸福感、充実感、ファイティング精神
明けましておめでとうございます。
新年をいかがお過ごしでしょうか。
「たきじ」の妻です。
癌治療から1年。
昨日の大晦日は、主人の実家に全員集合。
ワイワイ賑やかに過ごしました。
卓上に並んだご馳走には、目が眩むほど。
光って見えました。
和洋中のおせち、雑煮、あんこ餅、きな粉餅、納豆餅、カニ、煮魚、酢ダコ刺身、野菜のお浸し、茶碗蒸し・・・・
見ただけで満たされる幸福感。
ゆっくり、ゆっくり、食べられる幸せを噛み締めて美味しくいただきました。
“食べられた”という、この充実感が大事です。
量が少なくても家族と、皆と“同じものを一緒に食べられる”これがキモです。
後からひどいダンピングに襲われても、食べて充たされた充実感があれば、後悔もしなくなりました。
抗がん剤治療開始から1年
1年前の大晦日は、退院日当日でした。
(平成28年12月27日に審査腹腔鏡手術を受け、31日に退院 )
傷は、お腹に3ヶ所の穴でしたが…やはり、傷は小さくとも痛いものは痛い。
負けるものかと、翌朝には歩きましたけど。
ファイティング精神で燃えるのも重要です。
ただし、いつも燃えていると疲れて燃えカスになってしまいますから、“燃えどき”に底力を発揮してください。
癌細胞は、胃の壁を突き破って露出していました。
腹水を抜いて何度も洗浄。
転移がないか、腹膜、大腸、卵巣・・・・
執刀ドクターは、あちこち相当にいじったようで、術後、内臓が元に戻る激しい動き(エイリアンがお腹で暴れる感じ)に吐き気が伴い、ろくに食事もできず酷かったです。
そんな状態で大晦日退院。
自宅で一人留守番でした。
夕食は、フライドポテト数本、お粥、ウィダーインゼリー。
それでお腹がいっぱい。
元旦には、義母から煮魚が届き、柔らかさに感動し、でも半身食べるのがやっと。
実家の母からは、お煮しめが届けられ、人参を2個食べて満足。
そんなレベルでした。
そして、年明け4日からTS-1を内服開始。
ここから私の癌治療がスタートしたのです。
副作用が懸念されたので、実家の母にサポートをお願いして、万全の体制で内服開始。
翌日には、普通炊きの白米に納豆をかけて完食。
翌々日には、お寿司をパクパク。
私は、スキルス・潰瘍合体型の胃癌でした。
どうしようもないほどになっていた病巣部に抗がん剤TS-1がテキメンに効いていくのを実感しました。
そして、1月10日に入院して11日にシスプラチンを投与。
投与日は、祖父の命日でもあったので、妙に安心していました。
守られている安心感。
病院食は、普通食を希望して毎日完食。
2月にシスプラチン2クール目を投与。
この2クール目の入院中に東大で募集していた臨床実験(パクリタキセル静脈・腹腔内投与・TS-1併用)への参加を決めて、医師チーム・先進医療事務チームと怒濤の協議。
思い出しても手に汗握る緊張の攻防戦。
私は、いつも渦中に居るなぁと思います(笑)
臨床実験治療へ
かくして、臨床実験治療のレールに乗り、3月に全身麻酔下で腹部ポート造設手術を行いました。

4月は、念のため入院してパクリタキセル投与。
その後は、外来通院で投与しました。
白血球ガタ落ち、高熱、連日通院、血圧70・・・・・
想定外の不調で手術日が定まらずドタバタ劇を続け、最終的には、白血球数、たったの「2800」で手術GOサイン。
怖い怖い術後合併症の説明を受けて、思わずドクターに
「私、大丈夫なんでしょうか?」
ま、こうやって生きているので、大丈夫だったのですが(*^^*)
術後に、死を覚悟する地獄を味わったのも事実で・・・・・・
最後は「私は絶対に大丈夫。生きる。」という気持ちで不安に競り勝ったように思います。

ホッとしてリラックス
現在は、自宅で純ココアを練って、豆乳ココアを作っています。
あたたかいココアは、ホッとしますね。
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