【患者申出療養 制度】治療決定から契約まで|その4

doctor 患者申出療養

パクリタキセル腹腔内療法|「がん」の患者申出療養(その4)

 
 

患者申出療法の施術の100人に入れるか入れないかはまだ未確定のまま、入れる場合のことを考えて、事務手続きがほしいということでした。

ということで、本日は患者申出療養について、入院している中核病院(以下中核病院とする)と事務的な手続きが急ピッチで進みました。

まず前例のある病院(以下前例病院とする)から取り寄せた契約書を、時間がないため、病室で教授と担当の先生と事務のかたと患者(家族)で確認します。

そして、不明な点があれば、そのたびに仕事場にいる自分に連絡をもらい、次から次へと決定事項を確定していきました。

とても面倒なやり方ですが、自分が病院に行っている時間はすでになく、すぐ内容を確定させ、すぐに前例病院に出さなくてはならないのです。

事務のかたはこれから突貫で書類作成に追われるということでした・・・。

話しの端々を拾うと、今日は徹夜で書類作業のようです。

本当に申し訳ありません。

そしてありがとうございます。

あまりにありがたく、電話越しに泣いてしまいました・・・
 
 

緊張の契約終了

なんとか朝から昼まで電話越しで確認のやりとりをして、ようやく患者が関係する書類は完成したようです。これから事務のかたは突貫です。

患者である妻はようやく気が休まると言っていました。

ご苦労様です。自分も緊張しながらの確認だったので、ようやく一息をつくことができます。

ふー疲れました。

一息つきながら、契約の書類作成をしているときに、教授が

「パクリタキセルが効くかどうかは100パーセントではない」

と言ったことを思い出していました。

そう、たしかに100パーセントではないんです。

これが「がん」治療の難しいところで、「がん」ができる部位によって、まったく違う病気なんじゃないかと思うような治療内容となる場合もあるのです。

人によって効いてくれる抗がん剤も違うし、副作用だって違います。

治療法も放射線がいい場合もあるし、あまり期待できない場合もあります。

「がん」という病気は、それでひとくくりなところがありますが、それに対する万能な共通の治療というのはないんですね(ある程度のものはあります)。

しいて言えば、科学的証拠はないですが、笑うことだったり免疫機能をあげることぐらいでしょうか。

今回だって、幸運にもシスプラチンが効いていて、元である胃の「がん」が少し小さくなっているので、拡散している「がん」の種もやっつけられていて、そのまま手術で元の胃がんの部分を切ればよいのでは?という意見もよくわかります。

だから、無理にパクリタキセルをしなくてもいいんじゃないか。

というのが、教授のお話しでした。
 
 

「パクリタキセルが効かなければ、せっかく小さくなった「がん」が復活してしまう。」
 
 

ということです。

うーん難しい。自分の判断でパクリタキセルをするというのが
 
 

「間違いか」 「正解か」
 
 

妻の命が自分にゆだねられているかと思うとそれが
 
 

「いいのか」 「悪いのか」
 
 

不安は尽きません。

ようやくレールにのったと思ったのですが、五里霧中には変わりはないようです。

それでは。
 
 

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