患者申出療養 デメリット|治療の「100人枠」に入るには|その3

患者申出療養

「困難な病気と闘う患者の思いに応えるため」と掲げているが応えていないと思う

最近すったもんだの末、ようやく患者申出療養を入院している中核病院で進めることで、担当の先生、および事務の方と調整が進みました。

そして、なんとかレールに乗れたかと少し安心していたところ、昨日担当の先生より電話があり、

「前例のある病院に電話をしたところ、100人で締め切ってしまうということ。今現在80人程度、あと20人しか枠はなく、今の事務スピードでは約束できない。」

「それよりほかの承認されている病院なら、ほぼ確実に100人の枠に入れる」

ということでした。気が動転してしまいました。
 
 

患者申出療養は患者主導のはずでは・・・

 
 

ここまでお膳立てをしたのに、それはないですよ!!
 
 

という心境でした。

すでにうちの家族はここで(この病院で)やると決意をしていたところで、別の病院に転院は考えられないと話しをされたばかりでしたので、余計即決はできませんでした。

厚生労働省のホームページを見てもそんな枠があるという記述はないようです。

確かにこの制度は先進医療が元になっており、
 
 

「将来的に保険適用につなげるためのデータ、科学的根拠を集積することを目的とする」
 
 

とありました。しかし、その文の前には
 
 

「困難な病気と闘う患者の思いに応えるため・・」
 
 

とあります。なんとかそのところを汲んで(くんで)もらえないのか・・・

その後、眠れない夜を過ごし、次の日に入院している中核病院の事務の方と改めて話しをしました。

事務の方に聞くとやはり100人の枠は存在しており、定員になったらひとまず打ち切ると言われたということ。

そしてひとまず100人の治療データの検証をして、次に改めて治療をする場合は、申請しなおして治療を再開するということ。

それには時間がかかってしまい、うちの家族の治療には間に合いません。
 
 

ここで大学の事務側に疑問をぶつけてみました。
 
 

  • 一つは枠の上限を決めた部署はどこかということ。
  • 二つ目は100人の枠に入ったという確定はどの時点となるのか。(予約をしたときか、決定の通知がきたときか)

 
 

大学の事務側からの回答

一つ目の回答は、前例のある病院が厚生労働省に計画を出した時点で100人という計画で申請してあるということでした。

二つ目の回答は事務の方も同様の質問を前例のある病院にしているようで、回答待ちだということでした。
 
 

厚生労働省へ質問をする

そこで、厚生労働省に電話をしてみました。担当の部局は保険局医療課。

そこの担当者と話しをしたところ、
 
 

(厚生労働省担当)
「確かに計画書は100人ということできているので原則100人を越えられない」
 
 

うーん
 
 

(厚生労働省担当)
「しかし、現在どの時点で打ち切るかは難しく、全国から同様事例もある。200人とするのは難しいが、すでにある程度事務などが進まれている方もいるので、100人を少し超える分はやむを得ないと考える
 
 

ここでうちの家族の事務手続き状況を話したところ、
 
 

(厚生労働省担当)
「その状況であれば、すでに100人を超えていると 
 しても適用になると思う」

 
 

という返事をもらいました。

はーーーー何とか皮一枚つながったような気分でした。
 
 

ようやく落ち着いて・・

しかし相手(前例のある病院や厚生労働省)の立場にたってみれば、締め切るラインを設定するにはかなり難しいと思いました。

命にかかわることであるので、このままズルズルと200人になってしまうような気がします。

とりあえず色よい回答はもらいましたが、最終的判断は前例のある病院からの回答がいただけたら、ようやくある程度確定になるでしょう。

まだ予断は許しませんが、確率は上がったと思います。
 
 

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