患者申出療養の実例|東大の治療法を地元でやるには|その1

患者申出療養

腹腔内化学療法→腹膜播種に直接抗がん剤|がん患者申出療法(その1)

 

現在抗がん剤の治療を続けていますが、今後のことを考えると心配でなりませんでした。

そこで何かいい治療はないか、いろいろ調べた結果、まず「がん」の再発と転移を阻止するには腹腔内化学療法が現時点で一番現実的で適しているとわかりました(うちの家族に合う治療ということで)。

そして、現在「患者申出療養」という制度で、腹腔内化学療法をすでにやっているようです。

調べなくては!
 
 

患者申出療養を調べて見る

患者申出療養の申出による未承認医療を受ける制度で2016年4月に施行された制度ということで、現在は患者申出療養を実施している医療機関の一覧(厚生労働省)をみると腹腔内化学療法のみ登録があるようです。

内容だけをみると先進医療と大差ないように思えます。先進医療との違いは
 
 

「先進医療は、医療機関が起点となり、先進的な医療を実施するものであったのに対し、患者申出療養は、患者さんの申出が起点となって未承認薬等の使用について安全性が一定程度確認された上で、身近な医療機関において実施できる仕組みであり、困難な病気と闘う患者さんの思いに応えるものです(出典:厚生労働省Q&Aより)」

 
 

とありました。
 
 

うーん、先進医療の制度では、今まで病院側が患者の募集を終えていれば受けることができませんでしたが、これは良い制度ができました。

これを幸いととらえ、担当の先生、そして事務の担当の方(これが重要です)と打合せをしながら、適用に向けて検討していただいているところです。

なぜ事務の担当の方と打合せをするかというと、昨年できたばかりの制度で、現場レベルでも事務レベルでも準備ができていないためです。

自分の場合も制度の話しを担当の先生に話してもわからず、事務の方と話しをしてようやく進むことができました。

この制度は患者から新しい医療の実施を提案をする制度です。提案の内容をホームページで見ると
 
 

・治験、先進医療、患者申出療養のいずれも実施していない医療を実施してほしい場合
・先進医療で実施しているが、実施できる患者の基準に外れてしまった場合
・先進医療で実施しているが、自分の身近な保険医療機関で行われていない場合
・すでに実施されている患者申出療養が自分の身近な保険医療機関で行われていない場合 など

 
 

とありました。しかし何の知識もない患者が医療を提案するということはかなり難しいことだと思います。

また、一般の先生も最新の医療となると回答することはなかなか難しいと思います。(自分のときはそうでした)
 
 

患者申出療養をまずはどんどん読み込んで自分のものにする

自分の場合は、まず先進医療の一覧つぶさに観察しました。

そこで一つ一つ適用になりそうな施術を調べ、先進医療をしている病院に電話をし、先進医療のことについて話しを聞くことから始めました。

今回の制度もその一つの病院から教えてもらい、担当の先生に提案したのです。
 
 

まずは厚生労働省のホームページに「患者申出療養相談窓口設置病院一覧(現在77病院)」がありますので、そちらで、いろいろうかがうといいと思います。

<参考>
現在すでに登録してある療養は下記の1項目のみです。これから順次追加されることを期待しています。
「パクリタキセル腹腔内投与及び静脈内投与並びにS―1内服併用療法 腹膜播種又は進行性胃がん(腹水細胞診又は腹腔洗浄細胞診により遊離がん細胞を認めるものに限る。)」
 
 

2017/2/24
上記「パクリタキセル腹腔内投与~」は東京大学より受け入れひとまず終了の通知がありました。
残念です。
 
 

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