パクリタキセルと胃癌|「腹腔内投与」2クール目|レスタミンの副作用など

治療

パクリタキセル・シスプラチン・レスタミンのお話し

 
 

白血球の回復を待ち、予定より1週間遅れで、パクリタキセル2クール目開始できました。

最新治療の経過報告と1月に受けた科学療法のSP(ティーエスワン+シスプラチン)との違いについて、書いてみます。
 
 

シスプラチンとの違い その1 「入院治療と外来治療」

 

パクリタキセル腹腔内・静脈投与は、外来で受けることが可能です。

まず、午前中に採血・採尿・レントゲン検査をこなし、体調や副作用の問診票を記入。
その後、医師の診察を受けます。

白血球やヘモグロビンなど条件値を上回れば、お昼頃から投与して、夕方には帰れます。

自宅から通院治療ができるなんて。

本当にありがたいこと。

少しでも家族と過ごせる時間が欲しいので、担当医師から入院治療か外来治療か提案された時には、迷わず「外来で受けます!」

きっと、科学療法を受けている皆さんも同じですよね。

家が一番です。

1クール目は、臨床実験の治療でもあるので、経過観察のため、10日間ほど入院しましたが、今回の2クール目から外来で受けております。
 

一方のシスプラチン。

こちらは、投与前日から入院が必要です。

副作用にもよりますが、入院期間は、6日間ほど。

プラチナ製剤で腎臓に負担がかかる薬であるため、前日から夜間を通して、たくさんの水分を点滴します。

当日の投与スケジュールは、
 

ソルアセト輸液500㏄

生理食塩水500㏄

吐き気止め200㏄

シスプラチンを希釈(きしゃく)した生理食塩水500㏄

ソルアセト輸液3本
計1500㏄(うち、ラスト1本500㏄は、夜間を通して翌朝まで点滴)
 
 

と、かなりハードです。

水分で一気に流し、更に利尿剤も内服するため、昼夜問わずのトイレ通いが本当に大変です。

私は、もともと頻尿(過去に過活動膀胱で治療歴あり)なこともあり、トイレに間に合わず、紙オムツのお世話になりました。

 
 

シスプラチンとの違い その2 「眠気」

 

パクリタキセルは、植物系の抗がん剤です。

蕁麻疹(じんましん)等のアレルギー反応が強く出る可能性があるため、投与前に抗アレルギー薬「レスタミン」を5錠飲みます。
これが強烈で、10分もすると眠くなりました。

外来投与のベッドに案内されると、すぐさま投与準備の流れに乗ってしまうので、昼食のタイミングを逃してしまいます。

確認すると、飲食OKとのことでしたので、おにぎりや飲み物を急いで調達して眠くなる前に食べました。
 

パクリタキセルの投与が始まると、更に眠くなります。

今回の抗がん剤には、アルコールが含まれている(約缶ビール1本分)ので、お酒に酔った感覚になるのです。

お酒には強い自信があったのですが(笑)

まぶたが重くて閉じっぱなし。

会話もおぼつかなくなり、体が重く感じます。

トイレに行く際には、フラフラ。

この症状には、個人差があるようです。

私は痩せているため、割合的に5錠では副作用が強いのだと、看護師さんから教えていただきました。

それでも3回目にして、レスタミンとアルコールに慣れてきたのでしょうか。

復活がだいぶ早くなりました。

初回と2回目は、
 

口の渇き
動悸
息切れ
悪寒
発汗

 

で、どうにもコントロールできず朦朧(もうろう)として苦しみました。

ベッドにも3~4時間程へばりついていました。

が、今回は・・・

投与後1時間ほどで立ち上がり、歩けたという快挙。

家に帰らなくちゃ。

子供達が待ってる。

母としての気合いですね。
 
 

シスプラチンとの違い その3 「体重の増減」

 

シスプラチンは大量に水分を点滴するため、体が水分過多になります。

私は、一晩で3㎏増えました。

足は、象のように浮腫(むく)みます。

翌日からは、利尿剤で一気に排出するため、みるみる体重が減っていきます。

利尿剤の内服を止めても、自浄作用で尿が排出されるため、トイレが頻繁です。

よって、退院する頃には、ガリガリ、パサパサ。

頬もげっそり。

驚く程に痩せてしまいます。
(パンパンに膨らんだ風船がしぼむイメージ)

退院してからは、気落ちするので、しばらく体重計には乗りません。

約40日かけて、元の体重に戻しました。

 
パクリタキセルは、ここまでの激しい体重増減がありませんでした。

高速でお腹に1000㏄入れるため、さすがに投与直後は、2㎏程増えます。

パクリタキセルは、投与が終わると、すぐに抜針(ばっしん)。

尿で排出させるための点滴がありません。

一気に痩せることが無い分、体へのダメージは、少ないように感じました。

あくまで、個人の感想ですが。
 
 

胃癌最新治療の行程

 

この治療の「1クール」は、3週間です。

ティーエスワン内服1日目と8日目にパクリタキセルを投与。

残り1週間は、休薬となります。

各クールの1日目には、洗浄細胞診(せんじょうさいぼうしん)を行うことになっています。

これは、腹水内の癌細胞の有無を調べる検査で、抗がん剤投与直前に行います。
 

まず、腹部ポートに点滴用の針を刺します。

そこへ注射器を使って生理食塩水を100㏄ほど注入。

そして、抜き取ります。

(この時に、腹水を抜けるだけ抜いていただいています。)

抜き取った腹水混じりの生理食塩水は、病理検査に出され、結果は後日知らされます。

この後、腕の静脈に点滴ラインが確保され、レスタミンを内服。

静脈から吐き気止め200㏄、腹部ポートから生理食塩水500㏄が同時に終了するようセットされ、点滴開始。(1時間)

そして、希釈(きしゃく)されたパクリタキセルが、静脈から500㏄、腹部ポートから500㏄点滴投与されます。(1時間)

約2時間の行程ですが、前述のとおり、ベッドから起き上がれるまでには、個人差はありますが、少々時間がかかります。
 
 

まとめ

 

最新治療を受けられる境遇に感謝いたします。
 

この治療法を寝ずに探して調べ、開始できるまで、病院関係者の方と粘り強く協議してくれた主人。

徹夜で事務を進めてくださった、医療事務スタッフ。

治療に当たってくださる担当医師。

回診で気遣ってくださる、先生方。

応援してくださる看護師の皆さん。

強力なサポートで愛と勇気をくれる家族。
 
 

この臨床実験が、実を結び、標準治療となって、多くのスキルス胃癌の患者さんに受けていただけるよう、私なりの使命感を持って、治療に臨(のぞ)みます。

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コメント

  1. 長谷川佳代 より:

    いつも拝見してます。゚(。ノωヽ。)゚。

    昨日、また入院してしまいました(´;︵;`)

    いつも2人のパワーで元気がでます!

    ありがとうございます( ̄・ω・ ̄)