「がん保険は不要ですか?」患者になってわかった最適な加入時期

保険

「がんにかかるのは2人に1人」と言われるが、本当のところはどうなのか

 
 

よくガン保険やがんの説明などで使われている「がんにかかる人は2人に1人」「3人に1人が死亡する」ということをよく言っています。

しかし、その元になるデータがどんなデータをもとにしているのか知らないで聞いていました。

少し気になるところでしたので、今回はその元データを探ってみることにしました。

 
 

がんは2人に1人がなる|国立がん研究センター調べ

オンラインで調べると、東洋経済オンライン(以下東洋)でその元ネタを紹介していました。

それによりますと、国立がん研究センターがん対策情報センターの2013年の調べでそのようにいっているということだったので、そちらを調べて見ます。

早速センターのサイトに移動して見てみると・・・ありました。

がん情報サービスの「がん登録・統計」というコンテンツです。

そのコンテンツの

  • 「3.がん罹患(新たにがんと診断されること 全国推計値)」
  • 「5)がんに罹患する確率~累積罹患リスク(2012年データに基づく)」
  • に以下の通りに書いてありました。

     
     

    「癌は2人に1人」を検証

    ここでは、まず全がん(すべてのがん)に男性、女性とも

    2人に1人の割合で、がんになる

    ということが書いてありました。

    厳密には、男性は63%、女性は47%で、数字をまるめて、「2人に1人ががんにかかってしまう可能性がある」ということでまとめています。

    また、男女別のがんの種類別に書いてあり、男性で一番多いのは、胃がんで9人に1人、女性で一番多いのは、乳がんで11人に1人がかかる可能性があるということです。

    これを見る限りは2人に1人が、がんにかかるというのは間違っていないようですね。
     
     

    次に「5)がんで死亡する確率~累積死亡リスク(2014年データに基づく)」という項目があります。

    ここでは簡単にいうと

    最終的にがんで死亡する確率はどのくらいか」

    を出している項目です。

    これを見ますと、何歳の人もおおよそ生涯でがんにかかり死亡する確率は

     
     

    • 男性で約25%
    • 女性で約16%

     
     
     
    ということがわかります

    ということは、男性の4人に1人が、がんで死亡する可能性があり、そして女性の6人に1人ががんで死亡する可能性がある、という結果になっています。

     
     

    少なくともここのサイトのデータでは、「3人に1人が死亡」という直接のデータはなく、また、このデータベース以外の、そのほかのオンライン上でも、その確証が得られる元のデータは、私が見る限りではありませんでした。

     
     

    男性・女性「年齢別」によるがんのリスク

    2人に1人の割合でがんになるのは分かりましたが、年齢別で死亡する確率をみると、かなり偏っているのが分かります。

    まずは男性

     
     

    次に女性

     
     

    男女とも60才くらいから、がんになる確率が一気に高くなっています。

    男性でも女性でも60才から確率が10%近く高くなります。

    そして、その手前の50才までは5%程度以下か小数点での標記になっており、一気に60才からの頻度が高くなっているのがわかります。

    これをみると、がんの原因のひとつには、老化が深くかかわっていることもわかります。

     
     

    若年層はがん保険に加入すべきか|30才男性のがんリスクを例にしてみる

    ここで東洋の記事では、保険会社の宣伝で「2人に1人」と宣伝しているのは過大で、少し不安をあおっているのではないかと書いてあります。

    若い人のがんの確率は低く、若い人に対して、加入をあおっているのではないかということのようです。

    たしかに言い分の一部について、自分もそう思います。

    しかし、よく考えてみると、自分の考えとは異なるところもある、と思いました。

     
     

    「男性30代」について見てみると、10年後の40才には0.6%で1000人に6人、20年後は2%で1000人に20人の割合でがんになるという試算です。

    心配性な私としては、確率で言うと低い感じがしますが、具体的な人数にすると、意外に当ってしまうかも(がんになってしまうかも)と思ってしまいます。

    また、東洋の保険例を借りて、アクサの終身ガン保険で、30才から加入し、80才でがんにかかると想定します。

    そうすると、総額73万円払って、補償は100万円もらうので得なように見えます。

    次に50才から加入して、80才でがんになる場合は、96万円払って、100万円受け取るようになります。

    これに対して、東洋では若いうちに加入した方が得であるが、がんになる確率は高くても2分の1であるので、掛け捨てにするよりは、73万円を投資しておいて、年齢を重ねてから保険に入るのもいいのではないか、と言っています。

    あくまで、東洋もこんな考えもありますよ、という感じで、強い口調ではなく、あくまで選択肢の一つとして書いてありました

     
     

    しかし、実際自分の家族が若くしてがんになったことを考えると、私はそうは全く思いません

    確率が低いといっても若いうちにがんになると、大変です。

    その理由を2つ挙げます。

     
     

  • 1つ目は若いときのがんは進行が速いということ。
  • 2つ目は若いときお金がないということ。
  •  
     

    この2点の理由だけですが、この2点がとても重要なことだと思います。

    若いときに、投資のため積立をしていても、まだそこまで増えてはいません。

    しかし、この保険に入っていれば、がんになれば、その時点である程度お金が保険で賄えるので、早期の対応が可能です。

    保険適用の標準治療を行う場合でも、少なくとも毎月、高額医療費の自己負担分は支払わなくてはなりません。

    人によって支払う金額は違いますが、8万円程度の出費が毎月ある場合があります。(それより低い場合もあります)

     
     

    また、入院の必要があれば、特に仕事に影響がありますし、早く治して、早く復帰しないと、なかなか仕事を続けていくのは現状では難しいでしょう。
    がんの治療は最初が肝心です。

    ここで迷ったり、治療が遅れたりすると、その後の治療難度に大きな影響を及ぼすことがあります。

    ましてや若いうちのがんは進行が速い場合があるので、特に早期対応が重要だと思います。

    確率は低くても、当たるとマイナスの面が大変大きく、そのリスクの度合いも含めると、確率は低いといっても、若いうちのがん保険加入は大変意味があるのではないかと考えます。

     
     

    まとめ

    「がんは2人に1人がかかる時代」を調べてみましたが、いろいろ新しい発見があって、勉強になりました。

    最後は若いときのがん保険加入の話しになってしまいましたが、がん以外の生活習慣病などの病気のリスクもあるため、最終的には、総合的に判断になると思います。

    総合的判断の実際は、自分の家系などから、どの病気になりやすいかなどのリスクを判断し、よく見極めながら、保険の加入を判断していくようになると思います。

    以上です

     
     

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