癌 手術後の抗がん剤|まずは腹水を減少させる

点滴 抗がん剤

術後の抗がん剤|パクリタキセル腹腔内投与までの高い壁

 
 

ブログ主の妻です。

皆様お元気でいらっしゃいますか?
 
 

胃・脾臓・胆嚢全摘出手術から2ヵ月が経過。
天国も地獄も味わった怒濤の2ヵ月でございました。

色々ありましたが(現在も色々ありますが)、術後58日目でパクリタキセル腹腔内・静脈投与を再開することができました。

今回は、TS-1(内服の抗がん剤)抜きです。
しばらくパクリタキセルだけで、骨髄抑制が強く出ないように減量して投与していきます。
とは言っても、腹腔内と静脈からダブル投与。
副作用の便秘が顕著です。
毎晩下剤を飲んでいるのに手応えがなく苦労しております。

正直、抗がん剤を再スタートできるとは思っておりませんでした。
大腸の痛み(左の肋骨下~脇腹~背中にかけての半身180度)を長いこと引きずり、投与を1週間延期しました。
 
 

お腹の痛みとの闘い

手術翌日から、ずっと解消されず増してゆく痛み。
正気を失う程に酷くなる一方でしたので、退院後初診時にドクターに相談しました。
 
 

『“ブスコパン”を試してみますか?』
 
 

ブスコパン。

胃腸の痙攣(けいれん)や痛みを和らげる薬です。

この薬を頓服することで幸いにも痛みをコントロールすることができました。
痛くないと俄然前向きになれますね。

ただし、副作用で眼圧が高くなります。
小学生の頃から近視で、30歳台からは、年に1度の精密検査をしておりました。
極度の近視で、眼鏡が無いと歩くこともままなりません。
眼底の膜も極薄です。

よって、
眼圧が高くなると、眼球がグワァーっと引っ張られるような感覚になり、光も眩しく痛みが出ます。
1日1回の内服で痛みが抑えられたら「ラッキー」。
 
 

私の場合、
鎮痛薬ロキソプロフェン よりもブスコパンのほうが即効性があり、内服して10分くらいで痛みが落ち着きました。
自分に合う薬と出会うまでも一苦労ですね。
とにかく、試してみるしかないです。

最近までは、錠剤を飲むのが怖くて怖くて(>_<) 粉砕して処方してもらっていました。 粉砕薬を飲んで気付いたこと。 ロキソプロフェンもブスコパンも凄く苦い。 苦すぎます。 飲むのにも勇気が要りましたね~。 ブスコパンを内服してからは、大腸の痛みが徐々に軽減していきました。
最近は、内服せずに過ごせております。
 
 

腹水によるお腹の張り

一難去ってまた一難。

 
 

8月下旬、お腹がパンパンに張って苦しく、足がむくんで倦怠感が強く出てきました。
原因探りのためのCT検査をすることに。
ちなみに、便は1日置きに自力で出ていました。
ガスも出ていました。
それなのに、お腹の膨満感が酷い。
なんとなく腹水を疑い始めた頃でした。
 
 

CT検査の結果、

腹水が1リットルくらいある。
心臓心膜にも水。
左肺の水は減少したが、右肺の水は増えている。
肝臓に嚢胞(のうほう)がある。
腫瘍マーカーの1項目だけ高い数値。
画像では明らかな再発・転移は認めなれない。
 
 

うーん。
ネガティブ。
 
 

腹水が溜まる要因として、外科医としてはまず、
腹膜は種・再発・転移を疑うとのこと。

朝と昼に利尿剤を飲んで腹水や肺の水を出すことになりました。
利尿剤は、シスプラチンの時に経験済みで、みるみる痩せていくのがわかっているだけに抵抗あります。

シスプラチンとパクリタキセルの違い

 
 

大腸の痛みと腹水の関連性は、はっきりしませんでした。
ドクターは、関係ないと仰いましたが、痛みが酷い時期にお腹が張り始め足もむくみ出したので、何らかの関連性があると私は思っています。
実体験上の“勘”です。
 
 

実体験というのは、手術から数日経ってドレーン(体液等を排出する管)を抜いた時のことです。
この頃も刺すような痛みに悶絶する毎日で、まともに寝ていませんでした。
そんなある日、3本あったドレーンの最後の1本を抜きました。
抜いて数分後にいつもの大腸の痛みが襲ってきて、お腹に力が入った途端に孔(あな)から体液や水が大量にあふれ出てきた!!
それはもう、まるで湧き水のように。
10枚ガーゼ、20枚ガーゼでは間に合わず、ベッドも病衣もビチャビチャ。
孔(あな)に貯留パックを装着したものの、5分で満杯になる始末。
そのうちボコボコと音を立てて大腸が動きだし、一気にガスが出始め、滝のように便が開通。
急行直下が数回続き、トイレまで間に合わず大変な思いをしました。
しかし、この時に大腸の痛みが一時的に楽になったのです。

お見苦しい写真ですが、当時の様子です。

腹水

 
 

貯留パックが5分で満杯。

 
 

なので、
痛みと腹水…何らかの関連性があると思っています。

“勘”ですが。
 
 

そして、
疑わしきは検査。
腹部ポートから腹水を抜いて病理検査へ出すことになりました。

結果は1週間後。
腹水に癌細胞が有っても無くても、1週間後に抗がん剤治療をスタートすることで決まりました。

手術して良くなることばかりではないことを嫌と言う程味わったつもりでしたが、まだまだ序章に過ぎなかったのだと、厳しい現実を冷静に受け止めるだけで精一杯。
 
 

ネガティブな気持ちを立て直す

帰宅後、ざわつく気持ちを解消するために自宅周りを散歩。
上がらない足を上げて歩きました。
肺の水のせいか呼吸が苦しい。
1歩1歩がキツい。
でも、何かをせずには居られませんでした。
 
 

心配しても仕方がないのはわかっています。
愛情込めてご飯を作る。
元気に挨拶する。
太陽の光を浴びて全てに感謝して。
1日を精一杯生きる。
ただただ母親として、妻としてこの世に存在する。
この日、再決心しました。

次回診察日は、
腹水の検査結果と
採血と
抗がん剤投与(白血球次第)
です。
重要イベント目白押し。
 
 

その重要なイベント前日に
なんと、38.4度の発熱です( ̄□ ̄;)
二男の風邪が移って喉が痛かったのですが、このタイミングでの高熱は、非常にマズイ。
ドクターに電話報告。
 
 

『明日も熱が下がらず、採血結果で白血球が減っていたら、抗がん剤を1週間延期します。つらかったら解熱剤飲んでくださいね。
じゃ、明日外来で。』

意外にアッサリ。
 
 

寒気は無し。
食欲と元気はあったので、解熱剤は飲みませんでした。
氷枕をして、冷えピタを貼って、水分補給して。
 
 

翌朝、37.2度。
 
 

私の体、ありがとう(T^T)
よく頑張った。
大丈夫、大丈夫。
そう言い聞かせて身支度を整えます。
 
 

明日に希望をつなぐ

さぁ、早朝から病院。
まずは、採血を済ませて診察です。

腹水の結果は…

『陰性でした』とドクター。

『良かったぁ』と私。
『ふぅ~っ』と安堵の息を吐きながら私の背中を撫でる主人。

絶対はありません。
油断はできません。
が、気持ち的に「天と地」の差があります。
 
 

白血球もクリア。
昨夜の高熱が心配でしたが、なんとか持ちこたえてくれました。

腹水は、引き続き利尿剤で出して凌ぐことに。
現時点での体重減少は、仕方ありません。
低栄養でも腹水は溜まると言われ、心当たりが…
お腹の張りがつらくて、腸ろう(経腸栄養剤)をサボっていました。
 
 

よし。1日1本は、注入してみよう。
負のスパイラルから脱したい。
今やれることをやってみます。

そして、いよいよ抗がん剤投与。
生理食塩水とパクリタキセル合わせて1000ccが、お腹に満タン入ります。
苦しくなってしまうので、投与前に腹水を600cc程度抜きました。
この腹水も病理検査に出すそうです。

抗がん剤に耐えられるか不安もありましたが、無事に投与を終えて、私も主人もひとまず安堵。
そしてまた、翌週の投与に備えます。

季節の変わり目。
皆様、お身体ご自愛くださいませ。
 
 

~素人俳句~

リリリリと
  季節移ろう
      虫の音
 
 

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